変化している食品衛生①

 我々先進国の多くの人が食事をするということは、すでに生き延びる手段ではなく、むしろ健康を維持す

る、または健康を増進すること、そして楽しむことが目的となっています。

したがって今われわれが求めている食事は、楽しめることと健康に少しでもかかわっていなければならず、

ましてや健康を害するような物質が入っていたり、食事を楽しむことの出来ない異物が入っているような食

品は極力排除しなければなりません。

日本の食文化がこの半世紀で大きく変わったことは、食事のメニューが豊富になったことやコンビニエンス

ストアー等販売形態が大きく変わったことなどからも明らかです。日本の食文化の中で、食品衛生の戦後の

歴史を考えると、まず食べられることが優先されていた時期に(1945年)食品衛生法が作られ、195

0年ごろからアメリカからの脱脂粉乳を学校給食に使うようになりました。

さらに急激に社会の復旧が進むのと同時に食生活も急速に多彩になり、食文化に影響が出始めました。19

60年代には海外からサラダ、ハンバーグそしてピザなど、それまでほとんどの日本人が食べたこともない

食事を経験するようになって来ました。そして1970年代以降は、外食産業の出現やコンビニエンススト

アーの出現、そして大型スーパーマーケットの出現によりまったく新しい食文化が誕生したといえるでしょ

う。

つまり、それまでのレストランや商店は個人の経営レベルで独立し、仕入れから製造販売を行ってきました

が、現在ではそれらの単位はほとんどが統合、吸収または淘汰され、大きなスーパーマーケットやコンビニ

エンスストアーさらには外食レストランといった形にまとまり生産・加工といった物流も海外に依存するこ

とが多く、グローバル化してきました。

変化している食品衛生②につづく