食品医薬品安全庁は、今年上半期に受付された異物の報告状況を分析した結果、合計 4,217件が受付され、前年度同期('09.6) より約 5倍増加したと発表した。これは今年から施行された食品業社の異物の報告義務化により、食品業社報告が 2,815件と昨年同期に比べて約 6倍増加し、消費者 24時間インターネット申告システム構築で消費者申告も 1,402件と昨年同期に比べて約 4倍増加したためである。
※ '08年 1,949件(162件/月) → '09年 2,134件(177件/月) → '10.6月 4,217件(702件/月)
今年の上半期に原因調査が完了した 3,289件の異物の混入経路は、製造段階307件(9.3%)、流通段階305件(9.3%)、消費段階(消費者が製品を保管·取り扱い·料理する過程で異物が混入されたと判断される場合) 755件(23.0%)であり、異物紛失·異物毀損·調査拒否など判定不可が 1,301件(39.6%)、その他異物誤認などが 621件(18.8%)であった。異物の混入経路のうち製造段階での混入率は'08年 21.1%、'09年 15.3%、'10年 6月 9.3%でと減少傾向である。
今年上半期の主要な異物の種類は、虫(37.7%) 、金属(10.2%)、プラスチック(6.6%)、かび(5.0%)の順序で多かった。虫の全報告件数のうち製造段階で混入された割合は約 5%に過ぎず、金属·プラスチック·かびはそれぞれ 7.6%、8%、10.2%だった。食品種類別に報告された異物の割合は、麺類(26.0%)、コーヒー(11.1%)、お菓子類(9.5%)、パン等(8.0%)、飲み物類(6.2%)で、すべての食品で虫の発生が一番多かった。 製造段階で異物が混入されたもののみでは、お菓子類、パン類、飲み物類などの順だった。
製造段階で異物が混入した原因を分析した結果、次のようなことが示された。
・虫については防虫施設が充分でないために虫が製造施設内部に入る、農産物など原材料から移行した事例が多かった。(キムチの白菜の青虫など)
・かびの場合、製造過程での不適切な殺菌処理、包装紙のシーリングが充分でないため流通過程でかびが発生したことがあった。
・金属性異物は製造施設の一部が落ちて混入したり原材料に混入していた事例があった。
・プラスチックは原材料保管箱が壊れたりベルトなど製造過程の施設一部が落ちた場合がある。
食品医薬品安全庁は今後とも食品異物による消費者被害を予防し安全な食品の製造·流通のために最善をつくす計画であると発表した。