海外の食中毒事情(カンピロバクター)

 我が国において現在細菌性の食中毒といえばカンピロバクターが最も多く発生しています。ところが、英国においても日本同様にカンピロバクターの食中毒が多く発生しています。年間死者数は500人というデータがありますが、その多くが、リステリア、サルモネラそしてカンピロバクターでした。ちなみにわが国での細菌による食中毒の死亡者はゼロです。

カンピロバクター症

2008年はEUおよびEEA/EFTAの25カ国が患者193,814人(確定患者193,554人)を報告し(ギリシャ、ポルトガルは未報告)、確定患者の報告率は10万人当たり44.1であった。2007年(患者203,736人、報告率46.2)と比較すると確定患者数は5%減少し、報告率も3%低下したが、2006年の確定患者数(178,933人)は上回っていた。報告率が高かった国は、チェコ共和国(193)、英国(90.9)、ルクセンブルグ(90.7)の順で、報告確定患者がいなかったのはラトビアのみであった。

患者の年齢分布に関するデータは27カ国から提出され、5歳未満(10万人当たり106.2)の大きいピークと15~24歳(同51.6)の小さいピークが見られる二峰性分布であった。21カ国で5歳未満、4カ国で15~24歳の報告率が最も高かった。

報告率の男女比に関するデータは28カ国から得られ、15~44歳の年齢グループを除いて概ね男性(48.1)の方が女性(41.6)より高かった(1.2:1)。

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