コラム: 防虫の迷信

2010年10月3日(日)


 


防虫の迷信

私たちの食品衛生活動の中には、多くの勘違いが存在します。

その一つが黄色は虫が嫌う色という考え方でしょう。この件について、小生が黄色いトレーナーを着て外を歩いていると、やたらと虫が付いてきたことがあります。このような経験が何度かあったときに、ある大手の防虫防鼠会社の中心人物と話をする機会があり、その事実を打ち明けますと、確かに黄色を嫌う虫がいるということで、多くの虫が黄色を嫌っているわけではないというのです。少なくとも小生の感覚では多くの虫は黄色を好むと考えても無理はないと思います。

一部の食品衛生管理者は、虫が嫌いな色は赤色だと決めつけて、工場の入り口を赤く塗らせているなど、いろいろなところで指導していると聞いたことがあります。

虫が好む波長については、補虫器などで利用されて大きな効果を出していますが、嫌いな色についてはどうもその効果はあてにならないようです。

それよりも施設内では徹底した虫の発生を抑える為の清掃が出来ていることと、外からの侵入を防ぐことに気をつけることですね。

                                   食品・環境安全ネット事務局

                                   代表 池亀 公和