ローストビーフ回収の件

2016年4月8日(金)


 


京都の会社で、回収したローストビーフを1年以上他の食材に加工してレストランの顧客へ提供していたことが問題となりました。さらにこの回収品は、特定加熱食肉製品であることから、結着材の使用は考えられないことから、自主回収し、保健所へは廃棄したことを報告していたことがさらに問題となりました。保健所はこの件について食中毒などの症状が報告されていないことから御咎めなしとしたようです。マスコミの反応では、使用してはいけない結着材を使用したことが良くないとしていますが、食肉製品の結着材として比較的多く使用されるカゼインナトリウムは牛乳から作られる乳製品であり、アレルゲンともなります。また、そもそもローストビーフは半生の製品であり、複数の肉片で決着した牛肉を使用すると決着したところまで熱が到達しない可能性がありローストビーフとしての製造販売は禁止されています。今回はこれらの回収したローストビーフを冷凍保存しておき、他の加熱加工品としてレストランで提供したことから、加熱不足は回避できますが、乳製品が入っていることには変わりません。

レストランなどにおいても何かと食品衛生の知識はもっていないといろいろなリスクがあります。

昨日のTV朝日グッドモーニングでの電話取材では、ここまで話せませんでしたので補足まで。

                                               J・FSD㈱池亀公和