FSSC22000

2012年10月24日(水)


 


今年初めごろから今まで数回FSSC22000の審査に立ち会ってきた。

FSSC22000については、食品安全にかかわっている方たちにとってはすでにご存じであると思う。

この規格は、海外の大手のメーカーや量販店が中心になって出来上がっているが、日本でもイオンがはじめに参加し、後にヨーカ堂も参加したようだ。

現在では、コカコーラの取引先に対してこの取得を義務付けていることから、この認証取得がこの1年にわかに増えていった。そのような中で、小生もFSSC22000の審査に立ち会うことが多くなったが、その審査においてなかなかその規格の解釈に大きなぶれがあることに気がついた。

例えば、PAS223では、「社員食堂は製造区域の汚染を防止するように配置され適切に管理されていること」とあるが、なぜか供給者の選定及び管理規格をとりあげて、購入先の弁当工場に衛生調査に行くことと

している。ところが、普段扱っている原材料は、プラスチックやアルミ缶などであるために、とても衛生調査とは言えない内容となっており、無駄な管理を増やした内容となっていた。

また、PAS222では駐車場区域には水溜りを防ぐ用排水されなければならないという規格があるために、駐車場に前日の雨で出来た小さな水たまりを指摘されたなどということもあるようだ。

このように、まだまだこの規格については審査員も慣れていないことが多く、その規格の解釈には大きな開きを感じる。ある審査員などは「この規格は、ISOの仕組みを乗っ取り、メーカーの事情を無視し、

自分達の都合だけで出来た規格であり、こういうのをインテリやくざというんだ」などと言っていたが、まさに、食中毒で亡くなる人はほとんどいない我が国が、毎年数百、数千人が無くなっている国の規格をそのまま持ち込むのはいかがなものかという気持ちにもなる。

いつの間にかハロウインが日本中に広がっていることを考えると、これも日本人らしいところかもしれないが・・・                                                     

                                     池亀 公和