コラム アフラトキシン汚染
2011年8月12日(金)
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欧州委員会(EC:Food Safety: from the Farm to the Fork)の食品獣医局
(FVO)視察報告書では、南アフリカ ピーナッツのアフラトキシン汚染について
以下のように報告している。
「南アフリカ産の殻つきピーナッツのアフラトキシン汚染が、2008年5件、2009
年10件、2010年23件と増加しているため、2011年3月15~24日にFVOによる
視察を行った。
視察目的は、EU向けピーナッツのアフラトキシン汚染の管理システムの有無とそ
の管理が十分に機能しているかを確かめるためである。
南アフリカに管理の枠組みはあるが、サンプリングや検査、貯蔵条件、生産
段階でのGAP管理などに欠陥がある。分析に関しては、特に10 ppb未満の値の信
頼性がなかった。」
そこで、ダイオキシンの10倍以上といわれる毒性を持ったアフラトキシンにた
いして、我が国の防疫対策はどうなっているのだろうか。昨年のデータでは米国か
らの違反輸入食品の半分がアフラトキシン汚染であったが、それに対する適切な対
応策をしているのであろうか。
詳細は当HP5月9日の記事で参照されたい。
食品・環境安全ネット事務局 池亀公和
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